映画を観て、想うこと。

「気付き」と「新たな試み」について、想うこと。

いつも当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。映画ブログを始めて4年が経ちました。

 

長く続けていると、変わらずに続けているつもりのことでも、実は少しずつ変化していることがあります。1年に1回、節目に書く「このブログそのものに関する記事」は、その変化に気付かされる良い機会になっています。今回、そんな気付きが2つありました。

 

1つは自分の「映画の観方」が変わってきたということです。最近、ついつい記事を書くことを意識してしまい、なるべく精確に深く物語やセリフを理解しようと努めてしまっています。これ、実は決して良いこととは感じていないのです。変に肩に力が入っているというか、映画を楽しむという本質を忘れてしまっているというか。以前のように手あたり次第に、暇があれば映画を観ることもしなくなり、時には観られる時でも、あえて観ないようにすることもあります。良い作品に、良いと思えるタイミングで出会いたい。そう思うと、疲れている時や、集中できそうにない時には「観ない」という選択肢をとるようになってしまっています。良いんだか、悪いんだか。でも、やっぱり映画は出会い方も大事ですからね。

 

もう1つは「記事の長さ」について。以前は簡潔に自分の「想うこと」をまとめられていたのに、いつの間にか、書きたいことを詰め込み過ぎて、長い記事ばかりになってしまっていました。長いこと自体は悪いことでは無いのですが、結果、本当に言いたいことが薄れてしまったり、隠れてしまったりしているのではないかと心配になります。最近はもっぱら文章を削る作業に時間がかかっています。誰でも書いていそうな内容は極力削ぎ落し、自分にしか描けない内容だけを残し伝えられるようにしたい。そう思ってはいるものの、なかなか「自分を納得させる」のは難しいですね。

 

でも肝心なのは、良い映画を観て、何か想うことがあれば、それを誰かに伝えたいという気持ちを大切にしたいということ。そういう意味で、私にとっては「事実」よりも「感想」の方が大事なのです。映画そのものについて語るというよりも、映画から伝わった「何か」を言語化して伝えたい。これだけは大切にしたいと思っています。

 

さて、5年目に突入するにあたり、新たな試みにも挑戦してみたいと思っています。これまで、当ブログの記事は2種類の「型」で書いてきました(私は割と「型にはまりたい」タイプです)。既存の「観て」シリーズと「想うこと」シリーズ、これに近々、型を1つ追加してみたいなと思っており、絶賛執筆中です。書きながら、実はこれが一番やりたかったことなのではないかなと思っています。自分を追い込むためにも、ここで宣言することで後に引けない状況を作りだしてみました。

 

何はともあれ、映画を観て、自分が想ったことを大切に、そしてそれを人に伝えることで他者の中にも何らかの「想い」が醸成されることを目指して、今後も当ブログの更新を続けていきたいと思っています。よろしければ、引き続きお付き合いくださいませ。

 

さて、次は何観ようかな。